訪問診療visit

visit

私は千葉市歯科医師会高齢者歯科委員会を務めており、千葉市保健医療事業団と連携しながら訪問診療を行ってい ます。訪問診療の対象者は主に高齢者の方々が多いですが、中には高齢者障害の方々も多くいらっしゃいます。訪 問診療はそういった障がい者や医療ケア児を対象にすることはもちろんのこと、その他にも診療をする場所や処置 内容、フレイル予防(健常から要介護へ移行する中間の段階)や栄養管理指導など、多岐にわたる知識と経験が必要 になります。その為、介護支援や住環境コーディネータ・認知症ケア専門士の資格取得や、医師や看護師、ケアマネ ジャーや介護福祉士などといった、他業種の方々との連携を行っています。今後益々増えていく可能性が高い、歯 科医院にいけない高齢者・要介護者・障がい者に対して、その環境に適した最善の治療ができるようにこれからも 訪問歯科に携わって参ります。

高齢者歯科

当院は訪問診療を行っていることもあり、高齢者歯科には多く携わる機会があります。高齢者の口腔内の健康を保 つことは、高齢者の生活の質を上げるためにも非常に大切です。しかしながら、高齢者になると歯周病の発症や唾 液の分泌量が減少し、お口のトラブルは年齢を重ねることに難しい問題となり、最悪の場合は老人性肺炎を発症し てしまうことがあります。これらのトラブルを予防・解消することが高齢者歯科の役割です。年齢を重ねても健康 な状態を保ち、生活の質を高め、患者さんに寄り添いながら一緒に治療を進めていきます。

100 歳の患者さんとの写真

障がい者歯科

当院の院長千葉県歯科医師会障害福祉保健委員会の委員長を務めていることもあり、この分野での治療経験が豊富です。また、障がい者歯科に精通したスタッフも多く在籍していますので、どなたでも安心してご来院頂くことができます。診療においては、様々な障がいや疾病の状態に配慮しながら、安全な治療計画を立案して診療を進めていきます。治療がすべて終了した後は継続的な口腔管理を実施し、障がい者の健康増進をはかります。通院が困難な方、認知症や障がい者のご家族をお持ちの方はお気軽にお問い合わせ下さい。

歯科医療に係る合理的配慮
(障害児者、高齢者、要介護者、難病診療)

様々なご病気に寄り添いながら歯科治療、抜歯、義歯などを行っています。義歯装着が難しい場合は、生活環境に合わせた食事形態、栄養補給を相談して参りましょう。生活を支える支援(食べる、痛くない)をゴールに、生活の専門家(介護支援専門員)と、お口の専門家(歯科医師)に相談していきましょう。

各種資格

・老年歯科医学会認定医 ・認知症ケア学会専門士
・障害者歯科学会認定医 ・日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定学士

病院診療所医療連携

・千葉大学附属病院医療連携室 ・地域療養設計管理プログラム履修

医療介護連携

在宅、施設療養に係るご家族、医療介護従事の職員の皆さまへの連携、配慮